天地は語る ―金光教教典抄―
第148節
たびたび参って来なくてもよい。参って来ても、金をこれだけ使った、これだけあればあのことができたのにと思うようでは、神に心配をかけるようなものである。神は親であるから、子がお金の心配をするのは、かわいそうに思われる。無理にたくさんのお金を使って参らなくても、わが家で信心しても守ってくださる。
第149節
参るな、参るなと言っても、参らないとおかげは受けられない。金光大神が参るなと言うのは、参ってもおかげを受けなければ、足がくたびれたり大切なお金を使ったりするだけで、参って来る者が困ることになる。それで、参るなと言うのである。