今朝の御教え

今朝の御教え

鉄でも使えばすり減る。人間は生身(なまみ)であるから痛いかゆいがあるのは当たり前である。鍬(くわ)でも刃先の焼き直しをしたら、はじめよりよく切れるようなもので、人間も時々痛いかゆいがあるのは刃先の焼き直しである。これがもとで信心もできるようになり、これが修行になって信心も進んでいく。人間は勝手なものであるから、痛いかゆいがあると信心ができるが、何事もなかったら信心が寝入(ねい)る。(天地は語る328節)