「私はこれまで広大なおかげをいただいていますので、何か神様にお礼をさせていただきたいと思いますが、何を奉(たてまつ)ったら、この神様は一番お喜びくださるでしょうか」とおたずねした。金光様は、「神にお礼をするのに物を奉ってすむのならば、これまであなたが神のおかげを受けられたそのお礼には、何もかも奉っても足りはしまい。神はそんなものをお喜びになるのでもなく、また望んでおられるのでもない。神のありがたいことを知らない世の中の人々に、あなたがおかげをいただかれたことを教えてあげよ。そうすれば、その人々が助けられ救われる。それが神の一番喜ばれるお礼である」と仰せになった。(天地は語る369節)