明治17年(1884年)2月、東京の新橋烏森での布教開始から140年。教会設立117年。そして、春日部に移転し、布教18年目を迎えました。

金光教春日部教会

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「今日は少々寄付をしようと思って参りました。よそでは寄付札(ふだ)を立てたりしますが、こちらでは、そういうことはなさらないのですか」とお伺いすると、「あの人がいくら寄付したので、私もこれくらいしなければということになり、それがたちまち神への信心に不浄(ふじょう)を入れることになるから、いくら寄付されても、そういうことはしないのである」と仰せられた。「寄付帳とか受付とかはありませんか」と申しあげると、「はい、それもない。神へ供えられるのなら、ただ、さい銭箱に入れておかれても同じことである。金がなければ信心できないとなれば、貧乏(びんぼう)人はみな死ななければならない。私の方では、お供えする物がないと言っても、ご神米を下げるのである」と仰せられた。私は大金を持って来たので歓待されるかと思っていたが、調子はずれの話で間が抜(ぬ)けたことであった。そこで、そのお金を出して、「ご普請(ふしん)へ寄付いたしたい」と申しあげると、「はい」と言われ、ご祈念くださった。ご祈念が終わってお結界(けっかい)に下がられ、何も仰せられないでただお座りになっていた。私は心の内で茶づけでも食べよと言われるのかと思っていたが、何のこともなかった。お礼を申して帰ろうとしたら、いつものとおり、「それは、ご苦労であった」と言われただけであった。(天地は語る195節)

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