みな、神の分け御霊(みたま)を授けてもらい、肉体を与(あた)えてもらって、この世へ生まれて来ているのである。そうしてみれば、この世を去るのに苦痛難儀(なんぎ)をするのは、人間の心からのことである。神からお授けくださった体がこの世を去る時、痛いかゆいがないよう、ただ年病みのゆえというように長生きをし、孫子(まごこ)まで見て、安心して死ぬのが、神の分け御霊をいただいている者のすることである。金光大神の教えを守れば、末を楽しみ、安心してこの世を去ることができるから、若い時に信心して元気に働いておいて、そのようなおかげを受けるがよい。(天地は語る59節)