人間はみな、生まれる時に約束(やくそく)をしてきているのである。だから、家族が一人よりは二人、二人よりは三人、三人よりは五人と大勢いるほど、家庭の中にさまざまな難儀(なんぎ)がある。幸いに信心をしていると、それを除いていただけるが、生まれたときの約束であるから、またこういうことが起きたというようなことが出てくるかも知れない。その時に、これほど信心するのに、なぜこういうことが出てくるのだろうかと思えば、もう信心はとまっている。これはまだ私の信心が足らないのだと思い、これはどこまでも私の勤めるべき役であると思って、信心をしていかなければならない。そこからおかげがいただける。(天地は語る239節)