これまでは懐妊(かいにん)中の事柄(ことがら)を教えた者がないため、種々のことに迷っている。人間は何のおかげでできるのか。母の胎内(たいない)に宿り、妊娠したというのは、神が御霊(みたま)を授けてくださった時である。この御霊は、医師が腹を開いて、これが御霊であると言って人に見せることはできない。人間の目に見えない神から、肉眼で見ることのできない御霊をお授けくださるということは、ありがたいことである。人間の肉体は、母親が好きな物を食べ、血の増えるのをもとにして、一人の体が造られ、十月(とつき)前後で出産して、男子である、女子であると言う。懐妊中、神のお恵みでお造りくださるのである。(天地は語る46節)